@article{oai:jumonji-u.repo.nii.ac.jp:00001226, author = {亀﨑, 美沙子 and Kamezaki, Misako}, journal = {十文字学園女子大学紀要, Bulletin of Jumonji University}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、保育士の子育て支援の葛藤に関する先行研究の到達点と課題を明らかにすることである。まず、子育て支援における保育士の役割の変遷を概観した上で、子育て支援における保育士の課題や困難に関する研究も含めて先行研究の検討を行った。子育て支援および葛藤に類する関連用語を検索条件として、先行研究を抽出した結果、21文献が分析対象となった。これらに記載される子育て支援の課題・困難を抽出した上で、それらを類型化し、文献マップの作成を行った。  分析の結果、第1 に、子育て支援の課題や困難に関する研究は、2008年の保育所保育指針の告示化以降に登場していた。その内容は、子育て支援業務の負担を示すものから、実践上の課題の解決をめざすものへと変遷していた。この流れの中で、子育て支援の葛藤に関する研究は、後者の課題解決に向けた研究のひとつして位置づけられた。第2 に、子育て支援の葛藤に関する先行研究は、少数の事例研究による仮説生成の段階にあり、その検証には至っていなかった。これらの結果を踏まえて、子育て支援の葛藤に関する検討課題として、①量的調査による実態把握、②解決の手立てとしての専門職倫理の明確化、③倫理教育の検討、④解決モデルの提示が必要であることを考察した。  本研究では、子育て支援の課題や困難、子育て支援の葛藤に関連するキーワードを用いて先行研究を抽出した。しかしながら、これらの検索条件には該当しなかった研究も存在することが考えられる。また、本研究では保育士による実践報告を分析対象としなかったが、これらにおいても、子育て支援の葛藤に該当する事例が存在する可能性もある。これらの点が本研究の限界であり、残された課題である。}, pages = {81--94}, title = {保育士の子育て支援の葛藤に関する先行研究の到達点とその課題-子育て支援の課題および困難を手がかりに-}, volume = {51}, year = {2021}, yomi = {カメザキ, ミサコ} }