@article{oai:jumonji-u.repo.nii.ac.jp:00001227, author = {二瓶, さやか and 増子, 正 and NIHEI, Sayaka and MASUKO, Tadashi}, journal = {十文字学園女子大学紀要, Bulletin of Jumonji University}, month = {Mar}, note = {わが国における地域共生社会の実現に向けて、地域福祉活動の財源となる共同募金運動について着目すると共に共同募金活動に取り組んでいる世界各国の中でも著しい募金額の増額を背景に安定的な確保を続けている韓国の取り組みを参考にして、地域福祉活動を推進させるための寄付文化醸成に関して一考することを本研究の目的とした。本研究において、地域共生社会の実現と共同募金活動との関係性を地域福祉活動の視点で概観し、共同募金運動の歴史的変遷から寄付行為の意味付けについて整理した。そして、現代における寄付文化に対する意識と今後の共同募運動のあり方について考察し、発展を続ける韓国共同募金の実態についてフィールド調査に取り組み、今後のわが国における寄付文化醸成と共同募金運動の発展に向けた示唆を得た。現代のわが国は、寄付文化に対する意識は高まりの傾向にある一方で、共同募金の寄付額は低下の一途を辿っているが、こうした背景には、共同募金に対する「透明性」を求めていることが一因として考えられた。フィールド対象とした韓国においては、「透明性」の確保に重点を置いた取り組みを展開し、共同募金総額の上昇と共に個別寄付額の増加も実現していた。寄付文化の更なる醸成のためには、寄付者自身の共同募金運動に対する意識向上と共に共同募金運動実施者の「透明性」を確保するといった、寄付者の主体性を高める取り組みが重要であることが示唆された。}, pages = {95--104}, title = {地域共生社会の実現にむけた共同募金運動の変遷からみる寄付文化醸成に関する一考察}, volume = {51}, year = {2021}, yomi = {ニヘイ, サヤカ and マスコ, タダシ} }