@article{oai:jumonji-u.repo.nii.ac.jp:00000156, author = {亀﨑, 美沙子 and Kamezaki, Misako}, issue = {2}, journal = {十文字学園女子大学紀要, Bulletin of Jumonji University}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、保育所ならびに認定こども園における室内環境のうち、保護者が日常的に目にする物的環境に焦点化し、それらがもつ子育て支援機能を明らかにすることである。7つの私立保育所ならびに幼保連携型認定こども園の室内環境構成のうち、保護者が送迎時に日常的に利用する場であり、なおかつ保護者が見ることを前提として構成された環境構成に焦点化し、該当する写真データ104件を抽出した。これらを、内容の類似性によって類型化した結果、7つのカテゴリーが生成された。これらに内在する子育て支援機能を検討した結果、①子ども理解の促進、②コミュニケーションの活性化、③知識獲得の促進、④相互理解の促進、⑤つながりの創出、⑥安心感の醸成、⑦精神的疲労回復・情緒の安定化の7つが見出された。保育所保育指針や幼保連携型認定こども園教育・保育要領では、保育士の専門性を活用した子育て支援の必要性が明記されている。しかし、その専門性にもとづく保育の環境構成を活用することは、ほとんど想定されていない。これに対して、本研究からは、環境構成の活用によって、保護者の子ども理解や子育ての知識獲得を促進し、親子間コミュニケーションを活性化させることが期待されると考えられた。また、丁寧な伝達は園と家庭の相互理解の促進や保護者の安心をもたらすこと、あたたかな落ち着いた環境が保護者のストレスを低減させ気持ちの安定を支えること、保育の文脈において、子どもが安定して過ごし豊かな生活や学びが展開できるような配慮や工夫として構成された環境が、さまざまな子育て支援機能を有していることも示唆された。本研究は、保護者が日常的に利用する室内の物的環境を対象としたが、園内外の他の環境にも、本研究結果に含まれなかった子育て支援機能が内在する可能性がある。この点が本研究の限界であり、今後の課題である。}, pages = {49--62}, title = {保育環境における子育て支援機能の検討-室内の物的環境に着目して-}, volume = {48}, year = {2018}, yomi = {カメザキ, ミサコ} }