@article{oai:jumonji-u.repo.nii.ac.jp:00000162, author = {鈴木, 晴子 and 潮谷, 恵美 and SUZUKI, Haruko and SHIOTANI, Emi}, issue = {2}, journal = {十文字学園女子大学紀要, Bulletin of Jumonji University}, month = {Mar}, note = {本学幼児教育学科の専門科目「子ども家庭福祉」は、厚生労働省告示の保育士養成課程の必修科目でもある。大嶋(2008)の報告にあるように、子どもや家庭を取り巻く環境と今日的課題、法律や制度、具現化する専門職・専門機関について関心を持ち、知識を蓄え、考える力が一層保育者に求められる時代になった。本稿では、講義型授業において子どもの暮らしに目を向け、それに携わる主体者としての意識の育みを目指すために試みたアクティブ・ラーニングを振り返り、課題を析出したうえで、今後の課題を明らかにすることを目指した。授業展開の工夫の検証にあたっては、2016年度と2017年度の授業展開での比較をし、その結果、1.授業内容の組み立て方の工夫、2.事前学修の工夫、3.視覚化の工夫が確認された。1.授業内容の組み立て方の工夫としては、①子どもとその環境に関心を持ち、考えるモードへの自然発生的な転換をねらう、②受講生が参加意識を持って臨むことをねらうという2つの試みがあった。2. 事前学修の工夫については、大学1年生前期開講であることも関係し、①教科書になれる時期と②授業展開に合わせた事前学修を行う時期の2つの時期を考慮した取り組みを行っていた。3.視覚化の工夫としては、①授業資料と課題の工夫、②視聴教材の工夫が確認された。 授業展開としては、子どもの暮らしに目を向けるために関連する視聴教材を2016年度よりも多用し、かつ、学ぶことによる将来像を見いだせるよう保育士が保育実践をしている内容を意図的に選ぶ等の工夫があった。加えて、講義型授業の中での能動的学修が活性化するよう事前学修の工夫を行っていた。これらの工夫は学生にどのような効果と影響を与えているのだろうか。この点について今回は検証できない部分が多く、課題が残された。今後も授業内容とアクティブ・ラーニングの工夫を続けていきたい。}, pages = {125--131}, title = {子どもの暮らしに目を向けるための授業展開に関する一考察}, volume = {48}, year = {2018}, yomi = {スズキ, ハルコ and シオタニ, エミ} }