@article{oai:jumonji-u.repo.nii.ac.jp:02000132, author = {二瓶, さやか and NIHEI, Sayaka}, journal = {十文字学園女子大学紀要, Bulletin of Jumonji University}, month = {Mar}, note = {急速に少子高齢化が進むわが国にとって、介護人材の確保は急務の課題となっており、国をあげて外国人介護人材の受入れが推進されている。わが国における介護実践は介護職員の多国籍化等、多文化共生のもと時代に即した介護実践のあり方が問われているのが現状である。そこで本研究では、わが国と同じアジア圏にあり、多文化共生政策によって、グローバルかつ公的な介護サービスの提供による介護実践を実現しているシンガポールに着目した。シンガポールでは、外国人労働者の積極的な受入れ政策を推し進め、経済的な観点から高い効果を上げているが、その背景には、言語政策によるコミュニケーションの共通性、宗教信仰をはじめとした民族融和政策等、生活レベルで多文化共生に根ざした国づくりがあった。また、シンガポールにおける高齢者介護施設を対象としたヒアリング調査を実施し、サービス利用者・職員共に多国籍・多文化による実践が行われている現状を報告した。本稿において報告した高齢者介護2 施設で共通していたことは、国の言語政策の方針同様に、多国籍間の介護職員に共通言語があり、施設内の人的環境によっては、母国語もコミュニケーションツールとなることであった。また、施設で外国人介護職員を受け入れるための研修プログラムが独自に開発され実際に取り組まれていることであった。介護実践で不可欠となる「言語」については、外国人介護職員に向けた日本語教材開発等に資する研究も近年多く取り組まれているところであるが、今後はシンガポールのように多国籍間による介護実践がなされ、教育・研修プログラムが運用されている国を参考にするなど、ケアマネジメントのあり方についてもグローバルな視座のもと多面的に検討していくことで、多文化介護実践に新たな知見をもたらすと考えられた。【査読あり】}, pages = {51--62}, title = {日本における外国人介護人材の受入れと協働のあり方に関する研究─シンガポール多文化共生政策・介護実践からの示唆─}, volume = {54}, year = {2024}, yomi = {ニヘイ, サヤカ} }