@article{oai:jumonji-u.repo.nii.ac.jp:00000066, author = {石田, 有理 and 大宮, 明子 and ISHIDA, Yuuri and OMIYA, Akiko}, journal = {十文字学園女子大学紀要, Bulletin of Jumonji University}, month = {Mar}, note = {本研究は、近年、普及が急速にすすんでいるデジタル機器(スマートフォンやタブレット型端末)における幼児向けアプリケーションを、今後子育てを担う世代である女子大学生がどのように評価するのかについて検討することを目的とした。研究1 では、乳幼児がスマートフォンでアプリを使用することに対する意見について尋ねたうえで、一般に配布されている幼児向けアプリ10本をスマートフォンで使 用してもらい、各アプリに対する評価を求めた。評価は、色や音、あそび方のわかりやすさ、発達に役立つかなどの10の観点で行わせ、気づいた点を自由記述で回答させた。その結果、乳幼児がアプリを使用することに対しては否定的な意見も肯定的な意見も同程度にあることがわかった。同時に、幼児向けアプリに対しては、おおむね好意的な評価をしており、自由記述から、色の鮮やかさや操作のしやすさを高く評価していることが示唆された。研究2 では、タブレット端末で幼児向けアプリ10本を操作してもらい、各アプリに対する評価を求めた。あわせて、子どもに関する知識や関心により評価が異なるかどうかを検討するために、幼児教育学科の学生と心理学科の学生の評価を比較した。その結果、どちらの学科でも乳幼児がタブレット型端末でアプリを使用することに対しては反対する意見が多かったが、ついで、親の監視やルールのもとであれば使用してもかまわないという意見が多かった。また、「絵本」「おえかき」ジャンルのアプリに関して、幼児教育学科の学生にくらべて心理学科の学生の総合的な評価が高かった。自由記述から、幼児教育学科の学生は、紙の質感などのアプリでの遊びを通しては得られない直接的な経験を重要視していることが示唆された。今後、乳幼児が日常的にデジタル機器を使用する頻度は高まる可能性が考えられるため、子どもたちの発達への影響や大人に求められる支援についてさらに検討していく必要がある。}, pages = {143--154}, title = {デジタル機器における乳幼児向けアプリケーションへの女子大学生の評価に関する検討}, volume = {47}, year = {2017}, yomi = {イシダ, ユウリ and オオミヤ, アキコ} }