@article{oai:jumonji-u.repo.nii.ac.jp:00000664, author = {山下, 倫実 and 石田, 有理 and 加藤, 陽子 and YAMASHITA, Tomomi and ISHIDA, Yuri and KATO, Akiko}, journal = {十文字学園女子大学紀要, Bulletin of Jumonji University}, month = {Feb}, note = {"本研究の目的は,夫婦から家族へと関係性が移行する時期と考えられる第1子誕生後の父親を対象として,父親アイデンティティの獲得に育児ストレス及び育児行動の自己評価がどのような影響を与えるのか探索的に検討することであった。平成29年3月にクロスマーケティング社に依頼し,現在3歳未満の子どもが1名のみの家庭を対象にWEB上でのアンケート調査を実施した。本研究の趣旨に従って,男性100名の回答を用い分析を行った。その結果,父親アイデンティティは3因子構造であることが確認され,親としての自信のなさ,親としての効力感に加え,親としての自信と共に,自らの生きがいを優先する項目の負荷量が高い自己優先的な親役割という因子が得られた。  また,育児ストレスや育児行動の自己評価が父親の親としてのアイデンティティに及ぼす影響については,育児ストレスの中でも「母親の理解のなさ」及び「心身の疲労」は父親の親としての自信を低下させたり,親役割を果たしていると評価しながらどこか自己優先的なアイデンティティを取得させる可能性があることが示唆された。一方,育児行動については,育児において「対子ども育児」や「対母親支援」を頻繁に行なっているということが父親アイデンティティの獲得に影響するが,その影響は育児ストレスや育児に対する心構えによって左右される可能性が示された。今後の展望として,父親の親としてのアイデンティティが母親や子どもとの関係の中で,どのように調整されていくのかというプロセスについて縦断的に検討する必要性が述べられた。また,より具体的な出生前の準備教育や育児シミュレーションを通して,父親としてのアイデンティティを肯定的に育むための新たな教育についても検討の余地があることが指摘された。"}, pages = {13--25}, title = {父親アイデンティティを規定する要因に関する探索的検討}, volume = {49}, year = {2019}, yomi = {ヤマシタ, トモミ and イシダ, ユウリ and カトウ, アキコ} }