@article{oai:jumonji-u.repo.nii.ac.jp:00000670, author = {倉若, 美咲樹 and 佐々木, 菜穂 and 志村, 二三夫 and 山崎, 優子 and KURAWAKA, Misaki and SASAKI, Naho and SHIMURA, Fumio and YAMAZAKI, Yuko}, journal = {十文字学園女子大学紀要, Bulletin of Jumonji University}, month = {Feb}, note = {グリコーゲンは動物界の貯蔵多糖であり,主に肝臓や骨格筋に存在する.その定量はグリコーゲン合成・分解に関わるメカニズムや調節を理解する上で重要な意味を持つ.従来汎用されてきたフェノール硫酸法やアンスロン硫酸法等は,化学反応に基づく比色法であり,特異性に難点があるとともに,感度が低く,培養細胞スケールの実験では多くの場合,検出限界以下となる.そこで本研究では,グリコーゲンをグルコース単位で分解する酵素であるグルコアミラーゼと蛍光原基質10-Acetyl-3,7-dihydroxyphenoxazineを用いて高感度にグリコーゲンの定量ができるよう酵素蛍光法を検討し,本法の定量可能レンジと検量線の直線性を調べた.その結果,グリコーゲン標準液0.1-20 µg/mLまで良好な直線性が得られた.また,マイクロプレート対応蛍光分光光度計の代用としてリアルタイム定量PCRシステムで定量することも可能であった(定量範囲:0.1-2 µg/mL).続いて,実際に培養肝細胞HepG2を用い,培養液中のグルコースの有無,グリコーゲン枯渇状態からのグルコース添加による細胞内グリコーゲン量の回復過程を本法により定量した.その結果,培養液中のグルコースの有無による細胞内グリコーゲン量の消長を本法により検出することができた.以上より,本研究の酵素蛍光法は,グリコーゲンを高感度に定量でき,培養細胞スケールのグリコーゲン量の増減を検出することが可能であると結論された.}, pages = {83--94}, title = {培養細胞内グリコーゲンの定量のための酵素蛍光法の検討}, volume = {49}, year = {2019}, yomi = {クラワカ, ミサキ and ササキ, ナホ and シムラ, フミオ and ヤマザキ, ユウコ} }