@article{oai:jumonji-u.repo.nii.ac.jp:00000671, author = {杉元, 葉子 and SUGIMOTO, Yoko}, journal = {十文字学園女子大学紀要, Bulletin of Jumonji University}, month = {Feb}, note = {"脈々と続いてきた空間の定義と記述の試みにもかかわらず、私たちの実感に即して空間や建築を把握する道具立てとしての空間概念の枠組みとその記述法は十分に整備されているとは言えない。参照枠組みとして建築空間把握の仕組みを持つことは、建築の議論やコンセプトの構築の明晰化に寄与する。とりわけ<近代建築>についての参照枠組みを持つことは、今日の建築の課題に相対するのに有効であると考えられる。最終的には建築の空間構成の記述を目的に、まず<近代建築>を記述する枠組みを構築する準備をするのが本論の目的である。 <均質空間>と<目的空間>という<近代建築>のふたつの空間類型と、<近代建築>の先駆的位置にあったアドルフ・ロースの住宅を対象に、その空間構造を読解し、それに基づいて建築空間把握のための枠組みの満たすべき要件を考察する。仮説として、空間をつくる関数Fa、境界を定める関数Fbを導入する。Fa、Fbはそれぞれルールのセットである。Fa、Fbの構造化の形とルール・セットの内容を具体的に定義することで、参照枠組みを定義することができると考える。本論ではその具体的な定義には至らないが、「開放性」と「参照性」という視点を指標にしてルール・セットを定義することで<近代建築>をよく表す参照枠組みが提案できるのではないかと結論する。"}, pages = {95--107}, title = {建築の空間構成記述への試論 ―<近代建築>とアドルフロースの建築空間を対象に―}, volume = {49}, year = {2019}, yomi = {スギモト, ヨウコ} }