@article{oai:jumonji-u.repo.nii.ac.jp:00000672, author = {権 , 明愛 and 李, 敬 and QUAN, Ming-ai and LI, Jing}, journal = {十文字学園女子大学紀要, Bulletin of Jumonji University}, month = {Feb}, note = {本稿では、この時期から2018年までの間に施行された自閉症スペクトラム児に関する制度・政策の動向について分析を行い、中国における自閉症スペクトラム児の発達支援の実態を明らかにする同時に今後の課題を整理することを目的とする。 結果、①障害者権利条約の批准を境に障害児者に対する国の制度政策が権利保障の観点から国の責務を明記した上で取り組まれている社会全体の背景の下、自閉症スペクトラム児の学齢児の教育と幼児期の療育を受ける場が法的な根拠を持って広がりを見せた。②学齢期の教育の問題では、特殊教育のシステムの整備を国の実情に合わせて整えつつ、義務教育の普及と教育の質の向上に向けての取り組まれている中、自閉症スペクトラム児の教育の場が、特殊教育学校、通常学校の特殊教育学級、通常学校の通常学級、資源教室へと広がりを見せているが、実態として障害が重い児童は依然として学校教育の現場から排除されており、児童福祉施設が吸収している現状がある。他の障害児と共存する環境に置かれていることから自閉症スペクトラム児に特化した教育方法で教育課程を編成することが難しい課題を抱えている。③就学前療育は国全般の遅れから徐々に公設機関が立ち上がり療育の場は多様化してきており、質の保障問題は依然として大きいと課題として取り組まれている。④教育に関しては随伴就読の質の向上に向けて資源教室を設置し、巡回相談を実施する等軸となる法整備に合わせて、制度が円滑に行われるように根幹となる制度の周辺制度の整備が行われるようになった。就学前支援についてはまだ今後の課題として残されている。真のインクルーシブ教育の実現に向けて、実際の支援の質の向上が求められること、地域の諸機関の連携や専門家による巡回指導等発達支援の充実に向けての取り組みが更に求められる。以上を踏まえ政府主導の下、権利保障の観点からさらなる整備が求められることも明らかになった。}, pages = {109--122}, title = {中国における自閉症スペクトラム児の発達支援の現状と課題-2008年から2017年までの制度・政策に関する動向を踏まえて-}, volume = {49}, year = {2019}, yomi = {ケン , ミンアイ and リ, ジン} }