Item type |
紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) |
公開日 |
2023-11-02 |
タイトル |
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タイトル |
子どもの年齢別にみた親アイデンティティの獲得と夫婦関係の関連 |
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言語 |
ja |
タイトル |
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タイトル |
Relationship between Acquisition of Parental Identity and Marital Relationship by Child's Developmental Stage |
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言語 |
en |
言語 |
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言語 |
jpn |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 |
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資源タイプ |
departmental bulletin paper |
著者 |
加藤, 陽子
山下, 倫実
石田, 有理
KATO, Akiko
YAMASHITA, Tomomi
ISHIDA , Yuri
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抄録 |
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内容記述タイプ |
Abstract |
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内容記述 |
本研究の目的は,中学生以下の年齢の子どもを持つ母親に対して,子どもの年齢別に親アイデンティティの獲得状況及び親アイデンティティと夫婦関係との関連について探索的に検討することであった。 2022年3 月にクロスマーケティング社に依頼し, 3 歳以上中学生以下の子ども1 名をもつ母親計400名(幼児・低学年・高学年・中学生,各100名)対象に,WEB 上でのアンケート調査を実施した。 子どもの年齢区分ごとに親アイデンティティの獲得状況を調べるため,子どもの年齢区分(幼児・低学年・高学年・中学生)を独立変数,親アイデンティティの各下位尺度を従属変数とした一要因の分散分析を行った。その結果,「親としての不安」と「親役割の受容」に有意傾向の群間差が見られた。多重比較を行ったところ,「親としての不安」では幼児と中学生が高学年より有意に得点が高い傾向が認められ,また「親役割の受容」では低学年が幼児より有意に得点が高いことがわかった。次に,子どもの年齢別に親アイデンティティと夫婦関係についてPearson の積率相関係数を求めた。その結果,いずれの年齢区分においても,肯定的な親アイデンティティが高くなるほど,夫婦関係(夫婦関係満足度や関係効力感など)が良好になることがわかった。また,子どもが高学年以降においてのみ,「親としての不安」といった不安定な親アイデンティティの低さが夫婦関係の良好さと関連することが示された。 以上の結果から,親アイデンティティの肯定的な側面については,子どもの年齢にかかわらず,夫婦関係の良好さと強い関連があるものの,子どもが手がかからなくなるだろう高学年以降は,夫婦関係が良好さと親としての不安に関連が見られ,高学年以降は良質な夫婦関係と親アイデンティティとの関連の質が変化する可能性が示唆された。【査読あり】 |
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言語 |
ja |
書誌情報 |
ja : 十文字学園女子大学紀要
en : Bulletin of Jumonji University
巻 53,
p. 97-107,
発行日 2023-03-28
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ISSN |
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収録物識別子タイプ |
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収録物識別子 |
2424-0591 |