Item type |
紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) |
公開日 |
2025-06-12 |
タイトル |
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タイトル |
アルギン酸ナトリウム含有飴が唾液分泌と唾液粘度に与える影響 |
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言語 |
ja |
タイトル |
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タイトル |
Effect of candy containing sodium alginate on salivation and salivary viscosity |
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言語 |
en |
言語 |
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言語 |
jpn |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 |
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資源タイプ |
departmental bulletin paper |
著者 |
倉若,美咲樹
曽矢,麻理子
小林,三智子
KURAWAKA,Misaki
SOYA,Mariko
KOBAYASHI,Michiko
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抄録 |
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内容記述タイプ |
Abstract |
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内容記述 |
わが国では高齢化が進む中,高齢者の口腔機能の維持・増進による健康対策が進められている.特に,唾液分泌量は加齢とともに減少する傾向にあり,生活の質を高めるためにも,唾液分泌量を維持・向上させることは重要である.また,唾液分泌を促すと同時に,唾液自体にも粘度が付与できれば,誤嚥を引き起こしにくい食品の開発への一助になり得る.近年,唾液分泌促進が期待されている食品成分としてアルギン酸ナトリウムが注目されているが,実際にアルギン酸ナトリウムによる唾液分泌促進作用を報告している研究論文は,調べた限りでは見当たらない.これらを踏まえ,本研究では唾液分泌促進が期待されているアルギン酸ナトリウムと,口腔機能リハビリテーションでも利用されている飴に着目し,唾液分泌向上と唾液粘度付与を目指した食品の開発へ向けた基礎データの収集を目的として,アルギン酸ナトリウム含有飴を用いた人工唾液試験およびヒト試験を実施した.人工唾液を用いた試験で は,アルギン酸ナトリウム濃度依存的な飴の溶解時間の遅延と人工唾液粘度の増大が確認された.これら測定値の相関関係を調べたところ,溶解時間と粘度の間には正の相関が認められた.ヒト試験においては,アルギン酸ナトリウム添加により唾液分泌量が増加した.人工唾液試験と同様に,溶解時間と唾液粘度も増大が認められた.一方で,単位時間当たりの唾液分泌量ではアルギン酸ナトリウムの影響が小さくなった.溶解時間と粘度には正の相関があったことを踏まえると,アルギン酸ナトリウムによる唾液分泌促進作用は,唾液の物性を変化させ,飴の溶解時間が遅延し,飴が長く口腔内にとどまったためであると推察された. |
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言語 |
ja |
bibliographic_information |
ja : 十文字学園女子大学紀要
en : Bulletin of Jumonji University
巻 55,
p. 87-98,
発行日 2025-03-28
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item_10002_source_id_9 |
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収録物識別子タイプ |
ISSN |
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収録物識別子 |
2424-0591 |